-<□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□>-SCSI ルータ SCTOSCSI.x ver 0.21 Copyright 1996-1998 TNB製作所 -<□■□ これは □■□>- これは、SCSI-TARGET(SCSITAI.SYS)の機能と TWOSCSI の機能を利用し、X68k を SCSI ルータにするソフトです。今のところ、ダイレクトブロックデバイスのみ 対応です。 SCSI ルータというのは造語です。つまりは X68k が仲介し SCSI バス同士を繋ぐ ものです。例えば、つぎのような環境があるとします。X68030 と XVI を SCSI で ディジーチェンしていて、更に XVI には SCSI ボードをさして TWOSCSI している、 という環境です。XVI から見たらこうなっています。 ID 0:HDD 1GB ID 1:HDD 500MB ID 2:MO ID 4:MD-DATA ID 6:XVI(内蔵) ID 7:030 ID 8:HD 100MB ID 9:HD 200MB ID10:CD-ROM ID14:XVI(I/O) しかし 030 から見るとこうです。 ID 0:HDD 1GB ID 1:HDD 500MB ID 2:MO ID 4:MD-DATA ID 6:XVI(内蔵) ID 7:030 当たり前ながら XVI(I/O)は SCSI が別ですから、見えません。アクセスするこ とが出来ません。Codiy-PROJECT を使えば 030 からでも XVI(I/O)に接続の HDD をアクセスすることは出来ますが、フォーマットやブロック(セクタ)を直接叩く こと出来ません。これは Codiy-PROJECT が DOS コールレベルで仲介しているため です。030 から見て XVI(I/O)に接続の HDD は SCSI 機器になっていないのです。 SCTOSCSI.x は、SCSI コマンド、やりとりを仲介しています。そのため、030 か ら見ても XVI(I/O)に接続の HDD も SCSI 機器に見えます。SCTOSCSI を登録する とこうなります。 ID 0: HDD 1GB ID 1: HDD 500MB ID 2: MO ID 4: MD-DATA ID 6:LUN0: * HD 100MB(ID 8) LUN1: * HD 200MB(ID 9) LUN2: * CD-ROM(ID10) LUN7:XVI(内蔵) ID 7:030 と見せることが出来ます。 補足)LUN とは Logical Unit Number の略です。SCSI-ID 一つに対し LUN は 0~7 まで存在します。ただし、普通の SCSI 機器は LUN 0 だけで LUN 1~7 は未接続、あるいは LUN 0 と同じに 動作します。多連装 CD-ROM なんかは トレイ1= LUN0 、トレイ7= LUN 6 と言うようになっています。 本ソフトを登録する X68k には SCSI ポートが2つあり TWOSCSI を登録してあ り、片方の SCSI ポートが SCSITAI.SYS を登録してある必要があります。 -<□■□ 登録 □■□>- 使用法:SCTOSCSI.x [ID] [LUN] [BLOCKLONG] [switch] /X ・・・・・・・・ X68000 を接続します。 /R ・・・・・・・・ 常駐解除します。 [ID] の機器を [LUN] でアクセス出来る様にします。 [ID] は絶対に SCSITAI.SYS の SCSI PORT の ID を設定しないで下さい。 確実にハングります。 [BLOCKLONG] は [ID] の 1 ブロックの長さを入れて下さい。普通 HDD は 512 です。CD-ROM は 2048 です。 -<□■□ 注意 □■□>- TNB製作所は SCTOSCSI.x の著作権を保持します。 TNB製作所は この SCTOSCSI.x によるトラブルは一切責任を負わないものとしま す。個人の責任において使用して下さい。 バグ、トラブルの御報告はぜひお願いします。出来る限り対処、対応していきま す。 -<□■□ 使用,参考ツール □■□>- * SUPERED.X ver 1.18 T.Nishikawa氏作 * has.x ver 3.08 YuNK氏作 * hlk.x ver 3.01 SALT氏作 -<□■□ 連絡先 □■□>- バグ、要望などありましたら、以下までお願いします。 Mankai Net (03-3985-6227) [69] たんぼ Sunday-Net (03-5467-5911) [sun4882] たんぼ 電脳遊技帝国 (0297-62-5149) [268] たんぼ