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	X68k

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		 COPYRIGHT 1993/94 TNB製作所


						この筐体は4人まで
						  同時に走れます。


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		   ---- はじめに ----

 このプログラムはX680x0一台、ディスプレイ1台で、4つの独立したスクリー
ンによるラスターカーゲームを目的とした物です。また、4画面独立しドライバーエン
トリー、予選など、個々に行うことが出来ます。ただし、コース、コンピューターカー
は1つのCPUが管理しているため、別々のコースでの走行は出来ません。

 要するにX681つで人間4人まで走れるカーゲームもどきです。もどきと言うのは
けっこう現実離れしているからです。また、画面自他物足りないかも知れませんが、4
画面も書き替えるので、この辺が10MKzでは限界ではないかと思います。

 コントローラーにメガドライヴ用のSEGA-MULTI-TAPを改造、使用することでパットで
の4人プレイも出来ます。

 本ソフトは10Mkzで制作されたため、10Mhzでもまったく問題ありません。また、それ
以上の機種でも同期を取っているのでスピードも変わらない筈です。ただ、10Mhzでは
8台フルエントリー時、SEGA-MULTI-TAP使用時、スローがかかってしまうこともありま
す。

 起動には2メガ以上必要になってます。これはデータ圧縮を行っていないためです。



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		  ---- 起動方法 ----

 LZH内のファイルを一つのディレクトリ上で解凍して下さい。実行にはそれとZ-MUSIC
のZMSC.X或いはZMUSIC.X(Ver1.50以上を使用して下さい)、およびFLOAT?.Xが必要にな
ります。後は「T4G.BAT」同等物を実行すれば起動します。ただし、実行する前に、
OPMDRIVERは外してから実行して下さい。またバッチを書き替える際にも、「break off」
以下、同じにして下さい(TYPEなんてオマケのような物ですが)。

 このソフトはかなりの割り込みを使用しています。そしてそれを完全には戻していま
せん。また、使用中でも強制的に止めて使用します。ですから、専用の起動ディスク等
を作ることをお勧めします。あるいはEXITDRV2(作:案森氏)等を使用して下さい。


---[T4G.BATの中身]---

echo off
break off
screen 1
TYPE TF4G.TXT
float2 > nul
ZMSC -G -M -T50 -P64 -SSND.ZMD -BDRUM.ZPD
TF4G.X
'31KHzCRTの場合、こっちを使う
'TF4G31.X

^^^[T4G.BATの中身]^^^



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		 ---- ディスプレイ ----

┌─────┬─────┐
│          │          │  ディスプレイをこのように4つわけそれぞれ別管理、そ
│    α    │    β    │の画面だけを見ていれば良いようになっています。例外と
│          │          │して、中央の(ε)画面。ここにはコースレイアウトが表示
├────-(ε)-────┤されます。コースレイアウトは、移動およびON/OFFの指定
│          │          │が出来ます。
│    γ    │    δ    │
│          │          │ α,β,γ,δがそれぞれSTICK1,KEYBOUAD右,KEYBOUAD左,
└─────┴─────┘STICK2に対応しています(固定)。

 以下は、ここの画面説明です。α,β,γ,δ面共通です。

____________________________
	 (LAST     S)       ← 予選時には予選残りタイムが書かれる
	BEHIND    1LI       ← トップとの距離  トップの場合2位との差
	  BEST 25.1S        ← 周回ベストラップ           \予選時はFASTEST TIME
	  TIME 20.2S        ← 現在のラップタイム
	 SPEED   30TE       ← 速度
____△_______△
[E]      /       \ o    [C]
     o /    [A]    \ 
     /      ___      \ O
[B]/       O+=+O       \[D]

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
DISPLAY [A] : 周回時に、ラップタイム、ラップを一時的に表示。
DISPLAY [B] : 上段に現在の順位。これは予選の場合にはベストタイム順位。決勝の場
		   合は現在の走行順位。下段にはドライバー名。エントリー前はその画面
		   に対応しているコントローラ名称が書かれている。それに付いては「コ
		   ントローラ」を参照。
DISPLAY [C] : カーブマーカー。ピットに近くなるとピットサインが必ず出る。入れと
		   言う意味ではないので注意。最終ラップではチェッカーフラグサインが
		   出る。
DISPLAY [D] : 機体のダメージが出た場合ここに表示。[TIRE DAMAGE],[BODY DAMAGE]
		   の2種類がある。
DISPLAY [E] : 自他車のサインが出る。[TOP],[PIT],[GOAL]などがある。



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		   ---- キー操作 ----

 各プレイヤーのコントローラー

   STICK1 : JOY-STICK PORT 1 or SEGA-MULTI-TAP PORT A

   STICK2 : JOY-STICK PORT 2

   KEY BOUAD 右 :	8               5                ↑
          4  ╋  6   or  1  ╋  3   or    ←  ╋  →
             2               2                ↓
			A(OPT1) B(OPT2)   or   A(かな) B(OPT2)
				                   [COMPACT用]
	 or SEGA-MULTI-TAP PORT B

   KEY BOUAD 左 :	.>
         XF3  ╋  XF5
           XF4	 A(XF1) B(XF2)
	 or SEGA-MULTI-TAP PORT C

 セレクト時コントロール

   ↑↓←→
	SELECT   : 選択
    A      : 決定
    B      : キャンセル


 走行時コントロール

   ←→ + A : ハンドル+加速
   ←→      : 急ハンドル (少しずつスピードは下がる)
   ←→ + B : 超ハンドル+ブレーキ
    A       : 加速
    B       : ブレーキ
    A + B  : スピード維持走行


 システムコントロール

   F1〜F4    : 各キーがそれぞれα,β,γ,δ画面に対応しており画面書き替え
	  ON/OFFのトルグキー。10Mhzではフル書き替えでは動かなかった時
	  の名残
   F10       : リセット。タイトルが面に強制的に戻します。
   F10+SHIFT : EXIT。
   ESC       : PAUSE。
	  PAUSE中にフルキー[0]〜[5]でコースレイアウトの移動が出来ます。
   BREAK     : 予選強制終了。

 尚、マルチタップはJOYSTICKPORT1にしか繋がりません。また、メガドライヴ用のパッ
ト、スティックの場合、上記のA,Bはそれぞれ、[B],[A]ボタンとなります。


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			  ---- 流れ ----

(1)設定

 コントローラ4つの内一つのAボタンで、設定モード。
 QUICK RACE    <- ワンコースレース。一コースのみのレース。一応、ドライ
		 バーズポイントは加算されていくので、複数のコースでの
		 ポイント争いも出来ます。
 CHAMPIONSHIP  <- 全12コースで、ドライバーズポイントを競う。
 D.POINT CLEAR <- QUICK RACE用のドライバーズポイントを初期化します。

 QUICK RACE選択時に、ここで走るコースの選択をします(レイアウトは出ません)。

 LAP PARSENT :
		  正規のLAP周回数に対し何%レースにするか。QUICK RACE
		 時はそのコースの周回数がとなりに出ます。100%レースが
		 予選省き10分で回れるように設定されてます。
 MAX CARS :
		  本戦に出られる台数。3台から8台までの間。

 これを行っているコントローラ以外の3つコントロールではテストランが出来ます。
ただドライバー選択コース選択は出来ません。


(2)予選

 Aボタンでエントリー。NO ENTRY時は、上下でコースの下見が出来ます。

 DRIVER SELECT :
		 NO ENTRYの所を指定すると、NAME入力になります。NAMEは
		 4文字までです。
 GEAR SELECT   :
		  以下のギアから選びます。これは予選中はピットに入って
		 くることにより交換出来ます。また、この時 Bボタンを押
		 すことで、ENTRY取消になるので注意して下さい。
			 TYPE A : ノーマルギア
			 TYPE B : 加速重視ギア
			 TYPE C : 最高速重視ギア

 予選時は車同士の当り判定はありません。
 予選は上の「LAST」のタイムがなくなるか、「BREAK」キーを押すまでです。「コー
ド入力」キーが入っていると「LAST」のタイムは減らなくなります。なれないうちは多
用するといいでしょう。


(3)本戦

 本戦に出られるのはMAX CARSで指定した順位までです。例えばMAX CARS=4の時、5位
の車は出られません。
 コンピュータは四台は予選で真面目に走って出てきます。また、使いギアのタイプは
決まっています。


(3')ピット

 ピットに入る時はきちんと減速してからの方が良いでしょう。また、間違って入って
しまった場合、左を押し続けるとスルーしてきます。逆に止まりたいときには左を押て
いないように。
 ピット作業中にアクセルを踏むとピット作業が遅れます。


(4)終了

 レース終了後のドライバーポイントランキング後、CHAMPIONSHIPモード時で本戦に
人間が走っていない場合はそのままSAVE&ENDになり、タイトルに戻ります。以外の場
合、

 NEXT	<- 次のコースの予選に進みます(セーブはされます)。
 SAVE	<- セーブしてタイトルに戻ります。



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			  ---- 走行 ----

一,カーブはイン-イン走行。アウト-イン-アウトは使えない。

一,カーブはふくらまないように、アクセルオフで急ハンドルでインに!(アクセルオ
  フは思っている以上にスピードが落ちない)。

一,曲がりきれぬカーブは加速して突っ込み、アクセルオフによル急ハンドルで最小
  限にふくらみを抑える。

一,他車には追突しないこと。ぶつかりそうな時は、軽くブレーキを踏みながら超ハ
  ンドルでかわす(ブレーキも思っている以上にスピードが落ちない)。

一,コーナーで抜くにはインをつっきる。コースを飛び出てでも良く。ただし、長期
  では、減速もするし、タイヤにダメージも出るから注意。

一,コーナー立ち上がりには、後続に押してもらおう。

一,急なコーナーは必ずふくらみロード外になる。無理にインを走ろうとしないでつっ
  きること。

一,ロングランの場合は、ロード外は走らぬように、十分に減速すること。ロードを
  走っているうちはタイヤにダメージはない。ピットインタイムは大きい。

一,本当の車ゲームと思わないこと!

一,とにかくなれること!



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		 ---- SEGA-MULTI-TAP ----


 マルチタップを使用する最、配線の変換必要な箇所は次のようになります。

			  ◎チェルノブアタプタ同等品アタプタ

┌────┐        ┌──────┐---[無改造 MD PAD]
│X68000  │---◎---│無改造 SEGA │---[無改造 MD PAD]
│joyport1│        │MULTI-TAP  │---[無改造 MD PAD]
└────┘        └──────┘---[無改造 MD PAD]

 あるいは SEGA MULTI-TAP の中の配線を直接いじってもいいですね。SEGA MULTI-TAP
はただのセレクターにもなるのでこうするとチェルノブアタプタ同等品にもなります。

 MD PADを、直接X68000に繋げるように配線をいじったパットは MULTI-TAPには繋がり
ません。するならば

┌────┐        ┌─────┐--◎-◎--[改造 MD PAD]
│X68000  │---◎---│無改造SEGA│--◎-◎--[改造 MD PAD]
│joyport1│        │MULTI-TAP │----[無改造 MD PAD]
└────┘        └─────┘----[無改造 MD PAD]

 と、変換アタプタを2つ入れるか、逆変換アタプタの制作が必要です。なお、MULTI-
TAPにこの逆変換アタプタを使って普通のパットを繋いでも無視されます(MULTI-TAPの
仕様)。

 ですから、

┌────┐       ┌─────┐----[改造 MD PAD]
│X68000  │------ │改造SEGA  │----[改造 MD PAD]    \/
│joyport1│       │MULTI-TAP │----[改造 MD PAD]    /\
└────┘       └─────┘----[改造 MD PAD]
                            ^ここでデータが壊れる

 としてはいけません。もししたいのならば MULTI-TAPの4つの入力部の配線も入れ換
えなければなりません。



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			  ---- 注意 ----

 このプログラムはフリーウェアですが著作権は放棄しません。またアーカイブの変更
の場合はこちらに連絡を取るか、明記して下さい。配布・掲載は禁止しませんが、連絡
して下さい。
 また、割り込み禁止のために起きたことに関して一切責任は持てませんので、ご注意
下さい。



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		   ---- 使用ツール ----

 *  gcc.x  真里子バージョン TOOL#1 Based on GCC 1.42
 *  has.x ver 3.08
 *  hlk.x ver 3.01
 *  TERAZZO SPRITE EDITER PRO68K
 *  AMA68k シリーズ
 *  XCcompiler ver2.0/2.1のライブラリを使用しています。




[EOF]