−<□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□>−


	さー,ずんずんウンズ化だ!!

		  CDC.x用アプリ

   ZMUSIC で オーディオCD をコントロール

		   ZCDC.x

		ver 0.3x

	Copyright 1994-96 TNB製作所




−<□■□ これは □■□>−


 ZMUSIC の comment 文にあるコマンドを書くことでオーディオCDをコントロー

ルしようというものです。これにより ZMUSIC を使用したゲームなどのBGMをC

Dからながすことも可能になりますよ。


 オーディオCDコントロールには

  常駐型 オーディオCD コントローラー

			CDC.x

のトラップコール を使用しています。ですから、CDC.x が必要です。また、CDC.x

バージョン 1.09B 以降のフェードアウト機能にも対応しました。



−<□■□ 実行 □■□>−


使用法: ZCDC.x  [switch]

無し ・・ 常駐します。拡張トラックを解除します。
/F[m] ・ フェードアウトスピードを指定します(*後記)。
/T ・・・・ 常駐します。拡張トラックを解除しません(スイッチの最後に付けるように)。
/R ・・・・ 常駐解除します。



常駐すると CDC.X の LED部は消えキー操作も出来ないようになります。



−<□■□ ZMUSIC commentコマンド □■□>−


 基本書式は、ZMUSICの.comment のどこかに以下の文のどれかを付けるだけです。


●CDCB{[T/AA:AA:AA-BB:BB:BB,CC:CC:CC-DD:DD:DD]}
●CDCb{[T/AA:AA:AA-BB:BB:BB,CC:CC:CC-DD:DD:DD]}

BGMします。
`CDCb'では演奏開始を待ちません(後記)。

●CDCF{[T/AA:AA:AA-BB:BB:BB,CC:CC:CC-DD:DD:DD]}
●CDCf{[T/AA:AA:AA-BB:BB:BB,CC:CC:CC-DD:DD:DD]}

BGMします。ただし、FADE OUTコマンドの時も、演奏を止められます。
(ただし、CDC.x で -VM がある場合、CDCB とまったく同じ)
`CDCf'では演奏開始を待ちません(後記)。

●CDCP{[T/AA:AA:AA-BB:BB:BB]}
●CDCp{[T/AA:AA:AA-BB:BB:BB]}

一度演奏します。一度演奏したら終わります。
`CDCp'では演奏開始を待ちません(後記)。


 中身は以下のように書きます。

● T
 トラックナンバー指定。以下を省略すると、指定トラックのは
じめから最後までを繰り返し、BGMとします。

●AA:AA:AA-BB:BB:BB,CC:CC:CC-DD:DD:DD

 AA分AA秒AA〜BB分BB秒BBを演奏後、CC分CC秒CC〜DD分DD秒DDを
演奏します。T/が指定されている時はそのトラックに対しての時
間指定になります。
 A,B,C,D いずれも省略可能です。Aが省略なら00:00:00、Bが省
略なら曲の最後の時間、Cが省略ならAと同じ、Dが省略ならBと同
じ時間を指定したのと同じになります。
 'CDCP'の時は C,Dは意味を成しません。


☆注意! :拡張トラックを使用している場合、トラックがすれ
ることがあります。ZCDCを使用の時は基本的に拡張トラッ
クをOFFにしますので、トラックナンバー、時間を書くと
きは一度、タイトルリストをちょっといじる(リスト中に
空行をいれるだけでもいい)なりして、拡張トラックを使
用しない状態で調べてください。


例!

CDCB{[5]}
   : 5 曲目をBGMにします。
CDCB{[00:20:00-02:24:00]}
   : CDC対時間、00分20秒00〜02分24秒00をBGM にします。
CDCF{[2/-02:00:00,01:00:00}]
   : 2 曲目のはじめから02分00秒00まで演奏後、01分00秒00
	〜02分00秒00をBGMにします。
    'CDCF'なので、ZMUSICのFADE OUT コマンドで演奏を終
   了します。
CDCP{[22/00:01:00-00:03:00]}
   : 22曲目の00分01秒00〜00分03秒00を演奏します。ルー
   プはしません。


	   ★同梱の CDCBGM.xも同じ書式になってい
	   るので、時間の調整はこちらで試すといい
	   でしょう(後記)。


 CDC.xが割り込めない状態(TIMER-Cを乗っ取られるゲームなど)で使う物は

(t1)t120[do]r2[loop]
(p)

の様に、1秒ぐらいでループするMMLを実行しておきます。



 まーけっきょく以下のように書けばいいわけです。そしてZMUSIC -Cでコンパイル

しておけば、ゲームなどで使えるということですね。

(i)
.comment TITLE!!             CDCB{[4]}
(m1,1024)(aFM1,1)
(t1)t120[do]r2[loop]
(p)

 ZMSファイルのままですとうまく演奏出来ません。同梱のCDCBGM.xを使用する(た
だし必ず'CDCB'になります) か、

ZP ??.ZMS
ZP -P

 とすれば演奏出来ます。ただしはじめの.comment文に CDC命令を書くこと!しかも

頭の方にです。これはZMUSICの仕様でZMSを直接あたえた場合、.comment文が少し

しか保存されないので、ZCDCで見れ無いのです。ZMDファイルにしてしまえば、全

く問題、制限無く.comment文に書けます。


参)ZCDR.x(前ヴァージョンの名)で使用していた'CDR?'のそのまま
 使用出来ます。


 「演奏開始を待ちません」というのは、CDC.x バージョン 1.09B から演奏開始

を待たずに次の作業に入れる様になったためのコマンドです。画面にあわせたい場

合や、曲を変えた時、ちょっとでも画面が止まるのが嫌な時、こっちを使って下さ

いね(ただし CDC.x に /PM が指定されていない場合は意味がないので考慮してね)。



−<□■□ フェード・アウトッ □■□>−


 CDC.x バージョン 1.09B からなんと、フェードアウトがサポートされました。

これで、ZMUSIC のフェードアウトコマンドに合わせてCDの音も下げられるように

なりました。
	   注意)ただし、CDC.x で /VM の指定が出来る
	     CD-ROM に限る。


 でも、ちょっとデータを作る時に面倒なことも出来てしました。それは、フェー

ドアウトのスピードなんです。CDC.x のフェードアウトは、ある一定のタイミング

でちょっとずつボリュームを下げていくことで再現しているんですね。そのため、

ZCDC.x でフェードアウトを使う場合、割り込むタイミングからボリュームの下が

り値を計算する必要があります。


 TIMER-C が生きている状態では、CDC.x の /T の第1引数により、ボリュームの

下がり値は計算されています。ので、そのまま使用出来ます(勿論変更も可能)。で

すが、ゲームなど CDC.x が割り込めない状態(TIMER-Cを乗っ取られるゲームなど)

では、ZMUSIC のループ時に起きる割り込みを使用して CDC.x をドライブさせてい

ますので、普通の状態と違ってしまいますね。


 わけのわからないことを書いているより、例を書きましょう。ボリュームは最大

255 ですね。それを3秒でフェードアウトしたいとします。その場合、255÷3=85

ですから、

ZCDC -F85

と常駐し、MML は

(i)
.comment TITLE!!             CDCB{[4]}
(m1,1024)(aFM1,1)
(t1)t120[do]r2[loop]
(p)

と言った感じ。でもやってみれば分かりますが、1秒毎に極端に音が下がっていく

のが分かりますね(CDC -t の第1引数を1秒以上にしておかないと、CDC.x のタイ

ミングで下げてしまうので、期待通りにはならないことがあります)。ので、1秒

毎ではなく、0.5秒、それでも気になれば 0.3,0.2秒にしてみましょう。例えば、

0.25秒では、255÷(3÷0.25)=21.25 ですから・・

ZCDC -F21

と常駐し、MML は

(i)
.comment TITLE!!             CDCB{[4]}
(m1,1024)(aFM1,1)
(t1)t120[do]r8[loop]
(p)

ですね。テンポ120 の時、r2が1秒、r8が 1/4秒(0.25秒)ですから、こうなります。 

わかりますね。



−<□■□ CDCBGM.x □■□>−


 同梱の CDCBGM.x はZCDCコマンドの動作確認するためものとしてあります。直接

CDCBGM  00:20:00-02:24:00

の様に指定したり、

CDCBGM  TTTT.ZMS

の様にZCDC用のファイル(ZMDでも可能)を指定することで、演奏チェック出来ます。

ZCDC.x ZMUSIC.x はいりません! ただし、CDC.x いりますよ(常駐しておくこと)。

 ただし、ZCDC用ファイルを指定しても、'CDCB','CDCF','CDCP' のヘッダは無視

され、動作はみな'CDCB'になってしまいます。まー、手抜きですが、テスターとし

ては十分のはずです。



−<□■□ 餓狼サンプル □■□>−


 CDC+ZMUSIC+ZCDC のサンプルとして、魔法株式会社の「餓狼伝説スペシャル」用

の .ZMD ファイルを同梱しますネ。ただし、上記ソフト以外、PONY CANYONのCD

「新世界楽曲雑技団 餓狼伝説スペシャル」が必要です(ちがうCDでも動きますが

曲がめちゃくちゃ)。


 ディスクの書き替えが必要なのでハードディスクに入っている場合のみ、説明し

ます。でもFDベースの場合も可能のはずですよ。


 まず、同梱のGSPZCDC.lzh を解凍して、BGMM_??.ZMDを \GSP_C\ に上書きします。

ファイル名を見ての通りMT-32用の ZMD を書き替えてます。もし MT の方をお使い

なら BGMM_??.ZMD を BGMS_??.ZMD にリネームしてくださいね。そうそう \GSP_I\

にも ZMD ファイルがあるので同じファイルをコピーしておきましょう。そして

社名の音楽は FM 音源やるしかないので、BGMF_00.ZMD を BGMM_00.ZMD と複製し

てオッケーです!


 そして起動のバッチの ZMUSIC(あるいはZMSC)の下に、

CDC -I
   (出来れば CDC -VM -I)

ZCDC -F30

と、2つを書き加えてください(CDC.x は常駐していればここに書く必要はないで

す)。もちろん両ツールにパスを通してくださいね。


 起動したら、CONFIGの'MUSIC SOURCE'を [MT-32] にすれば CDから音楽だ出るは

ずです。♪♪> ^o^  もし、CD-ROM がボリューム変更をサポートしていればフェー

ドアウトもしてくれますよ!!



−<□■□ 注意 □■□>−


 ZCDC.x は ZMUSIC から操作されるので、凄いタイミングで割り込むことがあり

ます。ので、ゲームなり、ZCDC.xが必要な時のみ常駐するようにしてください。


 TNB製作所は ZCDC.x の著作権を保持しますが、フリーウェアで転載は自由です。

ただし同梱ファイルの変更はしないで下さい。

 TNB製作所は この ZCDC.x によるトラブルは一切責任を負わないものとします。

個人の責任において使用して下さい。

 バグ、トラブルの御報告、お願いします。出来る限り対処、対応していきます。



−<□■□ 使用ツール □■□>−


*  CDC.x ver 1.09B TNB製作所
*  SUPERED.X ver 1.18 T.Nishikawa氏作
*  gcc.x  真里子バージョン TOOL#1 Based on GCC 1.42
*  has.x ver 3.08 YuNK氏作
*  hlk.x ver 3.01 SALT氏作
*  XCcompiler ver2.1NEWKITのライブラリを使用しています。

				   企画:HK2;ひで
				   文責:HK2
				   制作:ひで
					   (TNB製作所)

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10/某日	:まだ、借り物ながら¥9800の倍速CD-ROM、入手。が、ドライバー
がない。電クラにあったCDFILEでゆみみの一部をHDに移し再生、
するぐらいしかやること無し。

'95
 1/13(金):CDR.xにtrap #5を装備。取り敢えずコンパイルしたZMDでの作
動は成功。早速CDR.x制作目的の一つであったガロスペで音楽を
CDからを実現。たまに止まる。

 CDR.xに問題があった。LEDの表示をOFFにしておいてもたまに
表示してしまうのだ。これのせいで、ガロスペがとまってた。
おっけーだ。なんか気持ちいい。
ver 0.00

 1/23(月):CDRに	TRAP #5にミスがあった。修正。
ver 0.01

 2/ 7(火):ZMUSICが$400000以降に常駐していると、ZCDRが常駐できない
バグを修正。
ver 0.03

 3/ 2(木):ZMD ならなんとか演奏出来るようになった。$54による演奏にも
対応(Lmz2でも演奏出来た)。
ver 0.04

 3/ 8(水):トラックの途中からでも再生可能になった。チェック用のCDRBGM
制作。
ver 0.10

 3/17(金):細かい調整。名前の変更、ZCDR改めZCDC
ZCDC.x ver 0.20

10/12(木):あう、CDCのトラップをうかつにいじったため、困ってしまった
ぁ。
ver 0.21

'96
 4/26(金):自己書き替えをやめた。だけ。
ver 0.22

 5/17(金):CDC.x にフェードアウト機能が付いたので、対応!!でもちょっ
と音の下がりかたが、イヤ、みたいな。
CDC の /PM 対策をした。
多連装対策をしたが、どうもoffset値を付けるとだめだ・・・何
でだろう。ので今のところ多連装は制限あり ^^;
ver 0.30