CPointerHandleT< TYP > クラステンプレート

ポインタ型ハンドルテンプレート [詳解]

#include <TnbPointerHandle.h>

CPointerHandleT< TYP > の継承関係図

公開メンバ関数
	CPointerHandleT (const CPointerHandleT &t)
	コピーコンストラクタ. [詳解]
	CPointerHandleT (TYP *P)
	代入コンストラクタ. [詳解]
	CPointerHandleT (void)
	コンストラクタ. [詳解]
int	GetReferCount (void) const
	[取得] 参照数取得. [詳解]
bool	IsNull (void) const
	[確認] NULLチェック [詳解]
void	Null (void)
	[設定] 開放. [詳解]
	operator const TYP * (void) const
	[取得] TYP取得. [詳解]
	operator TYP * (void)
	[取得] TYP取得. [詳解]
bool	operator!= (TYP * t) const
	[比較] TYP比較. [詳解]
TYP &	operator* (void)
	[取得] TYPポインタ取得. [詳解]
const TYP &	operator* (void) const
	[取得] TYPポインタ取得. [詳解]
TYP *	operator-> (void)
	[取得] TYP取得. [詳解]
const TYP *	operator-> (void) const
	[取得] TYP取得. [詳解]
bool	operator== (TYP * t) const
	[比較] TYP比較. [詳解]
TYP * *	ReferP (void)
	[取得] TYPのポインタ取得. [詳解]
TYP * const *	ReferP (void) const
	[取得] TYPのポインタ取得. [詳解]
int	SetReferCount (int iCount)
	[設定] 参照数設定 [詳解]

詳解

template<typename TYP>
class TNB::CPointerHandleT< TYP >

ポインタ型ハンドルテンプレート

この型に new で確保したポインタを渡しておくと、
「領域」を参照する本クラスががなくなり次第、
自動的に開放します。

「Javaの参照型」や「C++/CLRのハンドル型」と
同じ使い方が可能になります。

コピーオペレータを持っているので、関数の戻り値などに
も使用できます。

覚え書き

推奨prefixは「hp」です。

引数

TYP

保持する型

必要ファイル

TnbPointerHandle.h

日付

04/11/02 新規作成

06/04/24 テンプレート化

06/05/18 スレッドセーブ化

06/05/20 ReferP()、追加。

06/09/05 Empty -> Null()に変更。New()、追加。

06/09/29 ベースクラスから作成するように変更。

TnbPointerHandle.h の 347 行目に定義があります。

構築子と解体子

CPointerHandleT() [1/3]

CPointerHandleT

(

void

)

コンストラクタ.

TYPポインタを管理していないインスタンスが作成されます。

TnbPointerHandle.h の 357 行目に定義があります。

CPointerHandleT() [2/3]

CPointerHandleT

(

TYP *

P

)

代入コンストラクタ.

指定されたTYPポインタを管理するインスタンスが作成されます。 この時点では、TYPポインタは新インスタンスだけが参照しています。

引数

P	new で確保したTYPポインタ。

TnbPointerHandle.h の 367 行目に定義があります。

CPointerHandleT() [3/3]

CPointerHandleT

(

const CPointerHandleT< TYP > &

t

)

コピーコンストラクタ.

コピー元にTYPポインタがある場合、新規作成の本インスタンスでも、 そこを参照するようになります。

引数

t	同じ型のインスタンス。

TnbPointerHandle.h の 377 行目に定義があります。

関数詳解

GetReferCount()

int GetReferCount ( void  ) const

inherited

[取得] 参照数取得.

TYPポインタが参照されている数を知ることが出来ます。

覚え書き

通常使う必要は有りません。

戻り値

参照数

TnbPointerHandle.h の 221 行目に定義があります。

IsNull()

bool IsNull ( void  ) const

inherited

[確認] NULLチェック

戻り値

true	TYPポインタ無し
false	TYPポインタ有り

TnbPointerHandle.h の 197 行目に定義があります。

Null()

void Null ( void  )

inherited

[設定] 開放.

本インスタンスが管理しているTYPを開放します。

覚え書き

operator=(NUL) と同じ動作です。

TYPが他からも使われていたら、参照を一つ減らすだけです。

TnbPointerHandle.h の 229 行目に定義があります。

operator const TYP *()

operator const TYP * ( void  ) const

inherited

[取得] TYP取得.

管理しているTYPを返します

戻り値

TYP の値

TnbPointerHandle.h の 262 行目に定義があります。

operator TYP *()

operator TYP * ( void  )

inherited

[取得] TYP取得.

管理しているTYPを返します

戻り値

TYP の値

TnbPointerHandle.h の 255 行目に定義があります。

operator!=()

bool operator!= ( TYP *  t ) const

inherited

[比較] TYP比較.

保持している TYPと比較します。

引数

t

比較対照

戻り値

false	同じ
true	異なる

TnbPointerHandle.h の 294 行目に定義があります。

operator*() [1/2]

TYP & operator*

(

void

)

[取得] TYPポインタ取得.

管理しているTYPポインタを返します

戻り値

NUL	管理していない
NUL以外	TYPポインタ

TnbPointerHandle.h の 387 行目に定義があります。

operator*() [2/2]

const TYP & operator*

(

void

)

const

[取得] TYPポインタ取得.

管理しているTYPポインタを返します

戻り値

NUL	管理していない
NUL以外	TYPポインタ

TnbPointerHandle.h の 395 行目に定義があります。

operator->() [1/2]

TYP * operator-> ( void  )

inherited

[取得] TYP取得.

管理しているTYPを返します

戻り値

TYP の値

TnbPointerHandle.h の 269 行目に定義があります。

operator->() [2/2]

const TYP * operator-> ( void  ) const

inherited

[取得] TYP取得.

管理しているTYPを返します

戻り値

TYP の値

TnbPointerHandle.h の 276 行目に定義があります。

operator==()

bool operator== ( TYP *  t ) const

inherited

[比較] TYP比較.

保持している TYPと比較します。

引数

t

比較対照

戻り値

true	同じ
false	異なる

TnbPointerHandle.h の 285 行目に定義があります。

ReferP() [1/2]

TYP * * ReferP ( void  )

inherited

[取得] TYPのポインタ取得.

戻り値

TYPのポインタ

TnbPointerHandle.h の 242 行目に定義があります。

ReferP() [2/2]

TYP * const * ReferP ( void  ) const

inherited

[取得] TYPのポインタ取得.

戻り値

TYPのポインタ

TnbPointerHandle.h の 248 行目に定義があります。

SetReferCount()

int SetReferCount ( int  iCount )

inherited

[設定] 参照数設定

覚え書き

通常使う必要は有りません。例外として、0以下の参照数は、参照を増やすことが 出来ない様になっているため、意図的に使用することが出来ます。

引数

iCount

設定する参照数

戻り値

設定前の参照数

TnbPointerHandle.h の 209 行目に定義があります。