タスクトレイアイコン管理クラス [詳解]

#include <TnbTasktrayIcon.h>

CTasktrayIcon の継承関係図

クラス
struct	IListener
	タスクバーアイコン管理のリスナーインターフェーズ [詳解]

公開型
enum	EInfoIcon { EII_None = 0x00000000 , EII_Info = 0x00000001 , EII_Warning = 0x00000002 , EII_Error = 0x00000003 , EII_NsNone = 0x00000010 , EII_NsInfo = 0x00000011 , EII_NsWarning = 0x00000012 , EII_NsError = 0x00000013 }
	インフォメーションアイコン種 [詳解]

公開メンバ関数
bool	Create (HWND hWnd, HICON hIcon, LPCTSTR lpTip=NULL)
	[作成] アイコン作成 [詳解]

	CTasktrayIcon (UINT uID=0)
	コンストラクタ [詳解]

void	Hide (void)
	[削除] アイコン消去 [詳解]

void	HideInformation (void)
	[設定] インフォメーション非表示 [詳解]

void	ModifyIcon (HICON hIcon)
	[設定] アイコン変更 [詳解]

void	ModifyTip (LPCTSTR lpTip)
	[設定] チップ内容変更 [詳解]

bool	RelayEvent (UINT message, WPARAM wParam, LPARAM lParam)
	[処理] イベント中継 [詳解]

void	SetListener (IListener *piListener)
	[登録] リスナー登録 [詳解]

void	SetMenu (HMENU h=NULL)
	[設定] メニュー変更（ハンドル指定） [詳解]

void	SetMenu (int id=0)
	[設定] メニュー変更（ID指定） [詳解]

void	ShowInformation (EInfoIcon eIcon, LPCTSTR lpszTitle, LPCTSTR lpszMessage, DWORD dwTimeout=0)
	[設定] インフォメーション表示 [詳解]

DWORD	ShowMenu (const POINT &po, UINT flag=TPM_LEFTALIGN\|TPM_RIGHTBUTTON)
	[表示] メニュー表示. [詳解]

virtual	~CTasktrayIcon (void)
	デストラクタ [詳解]

詳解

タスクトレイアイコン管理クラス

アイコンのクリックは、登録したリスナー（ CTasktrayIcon::IListener ）
に通知されます。

必須処理: アイコンのクリックをリッスンするには、親のWindowProc をフックし、本クラスの RelayEvent() をコールする必要が有ります。
LRESULT CXxxxxDlg::WindowProc(UINT message, WPARAM wParam, LPARAM lParam)

{

if ( m_tasktrayicon.RelayEvent(message, wParam, lParam) )

{

return 0;

}

return CDialog::WindowProc(message, wParam, lParam);

}

覚え書き: メニューは最初のポップアップメニュー以下が使用されます。; Information() を使用するには、プロジェクトでシンボル _WIN32_IE に 0x0500 以上を指定しておく必要が有ります。

必要ファイル: TnbTasktrayIcon.h

日付: 06/04/17 新規; 06/06/01 Explorerがリブートした時にICON再登録するようにした。; 06/06/05 MENU IDを登録すると、メニューを自動的に出すようにした。; 06/06/20 Information() メソッド、追加。; 06/07/25 HMENU も登録できるようにした。; 08/04/04 HideInformation を追加。

TnbTasktrayIcon.h の 64 行目に定義があります。

列挙型メンバ詳解

◆ EInfoIcon

enum EInfoIcon

インフォメーションアイコン種

列挙値
EII_None	アイコンなし
EII_Info	！マーク
EII_Warning	警告マーク
EII_Error	エラーマーク
EII_NsNone	アイコンなし（音なし）
EII_NsInfo	！マーク（音なし）
EII_NsWarning	警告マーク（音なし）
EII_NsError	エラーマーク（音なし）

TnbTasktrayIcon.h の 286 行目に定義があります。

構築子と解体子

◆ CTasktrayIcon()

CTasktrayIcon ( UINT uID = 0 )

explicit

コンストラクタ

引数

uID	同じアプリで複数のタスクトレイアイコンを使わないなら省略できます。使う場合、インスタンスごとに同じ数字にならないように指定します。

TnbTasktrayIcon.h の 105 行目に定義があります。

◆ ~CTasktrayIcon()

virtual ~CTasktrayIcon ( void )

virtual

デストラクタ

TnbTasktrayIcon.h の 118 行目に定義があります。

関数詳解

◆ Create()

bool Create	(	HWND	hWnd,
		HICON	hIcon,
		LPCTSTR	lpTip = `NULL`
	)

[作成] アイコン作成

引数

hWnd	通知するウィンドウハンドル
hIcon	表示するICON
lpTip	表示するチップ内容（省略可能）

戻り値

true	成功
false	失敗

TnbTasktrayIcon.h の 211 行目に定義があります。

◆ Hide()

void Hide ( void )

[削除] アイコン消去

TnbTasktrayIcon.h の 225 行目に定義があります。

◆ HideInformation()

void HideInformation ( void )

[設定] インフォメーション非表示

覚え書き: 本メソッドを使用するには、プロジェクトでシンボル _WIN32_IE に 0x0500 以上を指定しておく必要が有ります。

TnbTasktrayIcon.h の 330 行目に定義があります。

◆ ModifyIcon()

void ModifyIcon ( HICON hIcon )

[設定] アイコン変更

引数

hIcon アイコン

TnbTasktrayIcon.h の 260 行目に定義があります。

◆ ModifyTip()

void ModifyTip ( LPCTSTR lpTip )

[設定] チップ内容変更

引数

lpTip 文字列

TnbTasktrayIcon.h の 274 行目に定義があります。

◆ RelayEvent()

bool RelayEvent	(	UINT	message,
		WPARAM	wParam,
		LPARAM	lParam
	)

[処理] イベント中継

覚え書き: 親ウィンドウの WindowProc() からメッセージを流してください。

引数

message	メッセージ
wParam	WPARAM
lParam	LPARAM

戻り値

true	処理実施。親ウィンドウのメッセージ処理は行う必要がありません。
false	処理なし。親ウィンドウのメッセージ処理を行ってください。

TnbTasktrayIcon.h の 142 行目に定義があります。

◆ SetListener()

void SetListener ( IListener * piListener )

[登録] リスナー登録

覚え書き: アイコンに対してのクリックイベントを拾うにはリスナーを登録します。

引数

piListener リスナー

TnbTasktrayIcon.h の 128 行目に定義があります。

◆ SetMenu() [1/2]

void SetMenu ( HMENU h = NULL )

[設定] メニュー変更（ハンドル指定）

覚え書き: これでハンドルを指定するとID指定は無効になります。

引数

h メニューのハンドル

TnbTasktrayIcon.h の 250 行目に定義があります。

◆ SetMenu() [2/2]

void SetMenu ( int id = 0 )

[設定] メニュー変更（ID指定）

覚え書き: これでIDを指定するとハンドル指定は無効になります。

引数

id メニューのID

TnbTasktrayIcon.h の 239 行目に定義があります。

◆ ShowInformation()

void ShowInformation	(	EInfoIcon	eIcon,
		LPCTSTR	lpszTitle,
		LPCTSTR	lpszMessage,
		DWORD	dwTimeout = `0`
	)

[設定] インフォメーション表示

覚え書き: 本メソッドを使用するには、プロジェクトでシンボル _WIN32_IE に 0x0500 以上を指定しておく必要が有ります。

引数

eIcon	アイコンの種類を EInfoIcon から指定します。
lpszTitle	タイトル文字。
lpszMessage	内容。
dwTimeout	インフォメーションの閉じる時間(ms)

TnbTasktrayIcon.h の 307 行目に定義があります。

◆ ShowMenu()

DWORD ShowMenu	(	const POINT &	po,
		UINT	flag = `TPM_LEFTALIGN \| TPM_RIGHTBUTTON`
	)

[表示] メニュー表示.

覚え書き: 登録してあるメニューを表示します。

引数

po	座標
flag	フラグ。 TPM_LEFTALIGN など。

戻り値

0以外	メニュー表示成功。フラグに TPM_RETURNCMD を指定していた場合、選択されたメニューID。
0	メニュー表示失敗。フラグに TPM_RETURNCMD を指定していた場合、未選択の場合も０になる。

TnbTasktrayIcon.h の 355 行目に定義があります。

クラス

公開型

公開メンバ関数

詳解

列挙型メンバ詳解

◆ EInfoIcon

構築子と解体子

◆ CTasktrayIcon()

◆ ~CTasktrayIcon()

関数詳解

◆ Create()

◆ Hide()

◆ HideInformation()

◆ ModifyIcon()

◆ ModifyTip()

◆ RelayEvent()

◆ SetListener()

◆ SetMenu() [1/2]

◆ SetMenu() [2/2]

◆ ShowInformation()

◆ ShowMenu()