モードレスウィンドウ管理テンプレート. [詳解]

#include <TnbMfcModelessDialog.h>

CModelessDialogT< DLG, HASTASK > の継承関係図

公開メンバ関数
	CModelessDialogT (void)
	コンストラクタ [詳解]

void	Destroy (void)
	[設定] 破棄. [詳解]

void	DisableWmClose (void)
	[設定] WM_CLOSE 処理禁止. [詳解]

void	Hide (void)
	[設定] 非表示. [詳解]

bool	IsViewing (void) const
	[取得] 表示状態 [詳解]

bool	IsVisible (void) const
	[取得] 表示状態 [詳解]

	operator HWND (void)
	[取得] ウィンドウハンドル取得 [詳解]

DLG *	operator-> (void)
	[取得] ダイアログクラス参照 [詳解]

const DLG *	operator-> (void) const
	[取得] ダイアログクラス参照 [詳解]

void	SetParentMenu (HWND hWnd, UINT menuItem, UINT msg=0)
	[設定] 親メニュー設定. [詳解]

void	Show (void)
	[設定] 表示. [詳解]

void	Toggle (void)
	[設定] 表示/非表示. [詳解]

	~CModelessDialogT (void)
	デストラクタ [詳解]

詳解

template<typename DLG, bool HASTASK = true>
class TNB::MFC::CModelessDialogT< DLG, HASTASK >

モードレスウィンドウ管理テンプレート.

指定のダイアログベースウィンドウを Modeless で表示します。
Show() , Hide() , Destroy() メソッドにより容易に表示(作成)、非表示、破棄できるようになります。

覚え書き: 作成したウィンドウの親ウィンドウは NULL です。; 親ウィンドウの表示非表示メニューIDを SetParentMenu() で指定すると、Show Hide により自動的に表示チェックが on off します。ただし、メニューアイテム選択時の Show Hide は自動化できません。親ダイアログのハンドラで xxx.Toggle(); としてください。
// CModelessDialogT<CSybDlg> m_subDlg;

void CFooDlg::OnIniDialog(void)

{

;

m_subDlg.SetParentMenu(GetSafeHwnd(), ID_MENU_LIST_VIEW);

m_subDlg.Hide(); //非表示で作成しておく場合。

;

}

void CFooDlg::OnMenuListView(void)

{

m_listDlg.Toggle();

}

※ CE では SetParentMenu() は使えません。; operator->() があるので、 DLG のメンバに直接アクセスも可能です。
// CModelessDialogT<CSybDlg> m_subDlg;

void CFooDlg::Foo(void)

{

;

HICON hIcon = m_subDlg->GetIcon();

;

}

引数

DLG	MFC の CDialog を継承したクラス型
HASTASK	true ならタスクバーに現れます(def.)。 false なら現れません。

必要ファイル: TnbMfcModelessDialog.h

日付: 06/09/20 新規。; 07/10/03 簡略化。; 08/07/15 Hideでは破棄せず非表示になるようにし、Destoryを別途用意。; 09/08/03 SetParentMenu() , Toggle() を追加。; 09/08/19 operator HWND() を追加。; 10/01/06 閉じる処理改善。閉じる時にメッセージを投げられるようにした。; 10/08/05 親ウィンドウを NULL とした。; 10/09/01 HASTASK 追加; 11/06/09 CE に対応。; 11/08/31 CModelessDialogT に改名。旧名は typedef で残す。; 12/03/16 DisableWmClose() を新規。

TnbMfcModelessDialog.h の 78 行目に定義があります。

構築子と解体子

◆ CModelessDialogT()

CModelessDialogT ( void )

コンストラクタ

TnbMfcModelessDialog.h の 83 行目に定義があります。

◆ ~CModelessDialogT()

~CModelessDialogT ( void )

デストラクタ

TnbMfcModelessDialog.h の 88 行目に定義があります。

関数詳解

◆ Destroy()

void Destroy ( void )

[設定] 破棄.

ウィンドウを破棄します。

TnbMfcModelessDialog.h の 171 行目に定義があります。

◆ DisableWmClose()

void DisableWmClose ( void )

[設定] WM_CLOSE 処理禁止.

デフォルトでは、 WM_CLOSE を受信すると HIDE になるようになっています。本メソッドはこれを禁止します（何もしなくなります）。

TnbMfcModelessDialog.h の 211 行目に定義があります。

◆ Hide()

void Hide ( void )

[設定] 非表示.

ウィンドウを非表示にします。

覚え書き: ウィンドウが作成されていないとき、ウィンドウを作成します。; ウィンドウは破棄されません。破棄する場合、 Destroy() を使用します。

TnbMfcModelessDialog.h の 142 行目に定義があります。

◆ IsViewing()

bool IsViewing ( void ) const

[取得] 表示状態

戻り値

true	表示中
false	非表示

TnbMfcModelessDialog.h の 110 行目に定義があります。

◆ IsVisible()

bool IsVisible ( void ) const

[取得] 表示状態

戻り値

true	表示中
false	非表示

TnbMfcModelessDialog.h の 120 行目に定義があります。

◆ operator HWND()

operator HWND ( void )

[取得] ウィンドウハンドル取得

戻り値: ウィンドウハンドル

TnbMfcModelessDialog.h の 201 行目に定義があります。

◆ operator->() [1/2]

DLG * operator-> ( void )

[取得] ダイアログクラス参照

戻り値: ダイアログクラスの参照

TnbMfcModelessDialog.h の 192 行目に定義があります。

◆ operator->() [2/2]

const DLG * operator-> ( void ) const

[取得] ダイアログクラス参照

戻り値: ダイアログクラスの参照

TnbMfcModelessDialog.h の 183 行目に定義があります。

◆ SetParentMenu()

void SetParentMenu	(	HWND	hWnd,
		UINT	menuItem,
		UINT	msg = `0`
	)

[設定] 親メニュー設定.

注意: CE では、このメソッドはダミーです（機能しません）。

引数

hWnd	親ウィンドウ.
menuItem	本ダイアログの Show / Hide を管理する親ウィンドウのメニューID。
msg	閉じた時に、通知するメッセージ。

TnbMfcModelessDialog.h の 100 行目に定義があります。

◆ Show()

void Show ( void )

[設定] 表示.

ウィンドウを表示します。

覚え書き: ウィンドウが作成されていないとき、ウィンドウを作成します。

TnbMfcModelessDialog.h の 130 行目に定義があります。

◆ Toggle()

void Toggle ( void )

[設定] 表示/非表示.

表示していなければ、表示します。表示していれば、非表示にします。

TnbMfcModelessDialog.h の 155 行目に定義があります。

公開メンバ関数

詳解